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『残念なこっちゃったねえ。。。』
私の身内に不幸でもあったかのような口ぶりだ。
揖斐川ワンダーピクニック2019開催断念!
のニュースを受けてから私に会う人は一様に同じ表情を浮かべている。
かける言葉を選びきれないのだろう。
初めての中止の決断は、皮肉にも特に地元での認知度の高まりを実感させた。
誤解を恐れずに言えば、中止の決断をしなければ出会わない世界に踏み込めたことは 私たちにとってとても有意義なことだったのかもしれない。
ただ、体験したことのない空気感にスタッフも戸惑い気味だ。
いつもなら、緊張感と疲労感でピリついたムードも当日を迎えると、後戻りできない会場の熱量によって
まるで「蒸発」してしまうような感覚に陥るのだが、今回に至っては体内に熱だけを抱え 込んで発散できない
熱中症のような症状を感じる。
その行き場のない熱は私たちスタッフのものだけではない、出店者、ボランティア、出演 者、来場者。。。
それぞれの準備を全力で取り組んできた全ての人たちの熱の塊だ。
「とり残された情熱」
決断という扉の向こうには必ず新しい自分が座っていることを知った。
向こうを向いて座っているのでどんな表情かはわからない。
ただ、その新しい自分がいつかとり残された情熱を蒸発させてくれることを願っている。
末筆になりましたが、台風19号による被害が皆様に及ばないことを心よりお祈り申し上 げます。
2019年10月13日前夜
揖斐川ワンダーピクニック実行委員会
代表 久保田大介